2012年初の島人が誕生しました。
「色んなお酒を勉強中なんです」と初めてのご来店された時のお言葉通り、ひと口ひと口を確かめるように飲まれている姿が印象的です。泡盛に興味を持たれ、泡盛の本を片手に飲まれていたこともありました。笑 そして何より東洋の小細工を悦んでいただける通人のお二人。 東洋で流れるマニアックな曲を知っていた女性は初めてです。(感激でした。謝謝マー) やっぱり泡盛はまだ知られていないお酒のひとつ。 泡盛の原料が何か。焼酎と何がちがうのか。沖縄ではどういう飲み方をしてるのか。。。。 本には書かれていないようなことをここで少々。。。 「遥か1700km離れた亜熱帯のその島は、空も青く、海も碧い。またそこに棲む魚までも蒼い。 海無し県の我々には海すら珍しいのに、いざその島に降り立つと「青色」の幅の広さ、奥行きの深さに言葉を失くす。正確には失くしたのではなく表現できないのだ。何故かって? 我々は緑色しか知らない山の住人だから。」 これは、栃木で育ち、泡盛の魅力に惹かれ沖縄移住後、尖閣諸島での泡盛造りを夢見た、かのアズマヒロシさん(自分かい!)の言葉ですが、沖縄の海と空を目の当たりにしたら、言葉は「ワァ〜」しか出ませんよ。 ここも同じ日本なのかと思えるほど南国のその島で愛される酒がアワモリです。 「家は一時の住まい、墓は永遠の住まい」 そんな思想が生きていて、ニライカナイの住人となった故人の枕元に添えられる泡盛。 その昔、沖縄がまだ琉球と呼ばれてた時代、亀甲墓や破風墓のなかで風葬が行われてました。 3年が経ったころの洗骨の儀式で、誰かが枕元の泡盛を飲んだらしい。 そしたらこれがなんとも、まろやかな味わいだったそうな。。。 これが、泡盛が「ビン内熟成」した実証ですね。 この話は、今から9年前に「かねやま、山川、珊瑚礁、さくらいちばん」でお馴染みの山川酒造の代表、山川宗克さんにお聞きしたお話です。 この頃、ビン内熟成に確証をもっていたのは「春雨/宮里酒造所」の宮里徹さんだけでした。 今思えば1997年に仕入れた売れ残りの泡盛「紺碧7年」を6年後に飲んで、そのまろやかに舌を転がる濃密でスパイシーな玉露のような液体に感銘し泡盛の虜になったにもかかわらず……… 宮里さんに「甕(カメ)熟成、最高です」的な発言をしてしまった栃木代表のヤカラは、何とも挑発的な無礼者でした。(昨年11月に品川でお会い出来たので、流石にその失礼は、お詫びしてきました。) 今でもカメの風味は好きです。玉友は伝統のカメ仕込み&カメ熟成。白百合はデトックスに最高です。笑 でもピュアな熟成を司るのはビン内熟成なのです。 長々とすみません。。 「少々」が長くなる。「あと一杯だけ」が小一時間。これは酒飲みの生態ですのであしからず。 ▼認定島人18号 [ M D Mさん & IN TO THE さん KONPEKI-remix] そんなわけで、島どぅ宝スタンプラリー2周目突入されましたが、クースー版スタンプラリーと飲み比べながら時間軸的な楽しみ方もお勧め致します!!
by rakusuikan
| 2012-01-08 20:33
| 島人誕生
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